名取天文台

宮城県名取市を中心に活動している学生による移動式天文台「名取天文台」のブログです。

名取天文台の資金事情について

こんにちは

 

名取天文台のはたけです。

 

本日、当団体でオンライン観望会継続の資金を集めるコミュニティを開設させていただきましたところ、とあるフォロワーさんからどこに巨額の資金が必要なのか教えてほしいという質問をいただきました。

 

そこで今回は、名取天文台の資金事情についてお話しようと思います。

名取天文台で必要になる資金は、固定費・変動費・開発費です。

それぞれについてお話していきます。

 

・固定費について

 名取天文台では、宮城県名取市を中心に活動しており、市内に事務所を借りています。そこでは業務を行うことはもちろんのこと、各地でイベントを行うための備品なども保管されており、移動式天文台の拠点としての役割を持ちます。この事務所の家賃が主な固定費にあたります。また、VRプラネタリウムを作成するためのソフトや配信に必要なソフト代、通信費なども固定費として毎月かかってきます。

 この固定費は年間数十万円かかっており、当団体の活動を応援して下さっている企業の皆様からの協賛金によって賄われています。

 

変動費について

 変動費とは、名取天文台でイベントを開催する際に必要になる経費のことです。さらに言えばイベントをすればするほど出費がかさむ費用です。

 具体的には印刷費や交通費、必要であれば宿泊費などがこれにあたります。この変動費に関する名取天文台の考えは、サービスを提供させていただく人に最低限ご負担いただくというものです。企業協賛によって賄うことができれば、すべて無料で開催できるのかもしれませんが、それをしてしまうと年間に実施可能なイベントの回数が制限されてしまい、柔軟なイベント設定ができなくなると考えています。そのため、イベント単体でも変動費を賄える収益を出すことを目指すというのがイベント全般に関する当団体の考え方です。

 

・開発費について

 開発費は、名取天文台で実施するイベントの実現を目指すにあたり、さまざまなことを試行錯誤したり準備したりする費用です。オンライン観望会の例でいえば、配信用のPCを長時間動かすためのバッテリーや、配信用のカメラなどを購入しました。

 当団体ではこの開発費がどれくらい確保できるか?というのを重要視しています。なぜならば、開発費は名取天文台で様々なことを実現する上での原動力になる費用だからです。資金を確保し、自由に試行錯誤できる環境を整備することが、皆様に楽しんでもらえるコンテンツを作成する上で重要になると考えています。

 

・最後に

 最後に今回コミュニティによって集めた資金が何に使われるのか?ということについてお話します。今回の資金調達によって賄いたい費用は、オンライン観望会の変動費と開発費です。オンライン観望会は見晴らしがよく、星がよく見える場所で開催したいと考えています。そこへ移動するための交通費や宿泊費をコミュニティによって集めた資金で賄い、毎月美しい星空を全国の皆様にお届けできればと考えています。

 開発費については、大きな天文イベントの配信に向けて試行錯誤を重ねる費用と考えています。天文イベントはそれぞれ特性が異なるため、必要な機材も変わってきます。それに向けて機材協賛をしていただいている企業様と相談し、最低限の出費で最大の効果が得られるような機材投資を吟味して実施していきたいと考えています。

 

以上が名取天文台の資金事情でした。

 

今回コミュニティによって集めた資金は、オンライン観望会を行うのに必要な交通費・宿泊費と、天文イベント配信に向けた準備費用に充てさせていただきます。

 

これからも皆様に楽しんでいただけるようなオンライン観望会を開催するために頑張ってまいりますので、もしよろしければご支援していただけたら嬉しいです。

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