名取天文台

宮城県名取市を中心に活動している学生による移動式天文台「名取天文台」のブログです。

おおぐま座に並んで見える星雲と銀河をご紹介します♪

皆さんこんにちは、こにしです!

前回のブログ執筆から気づけばもう1ヶ月以上…。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか(*^▽^*)

暑い時期が続きますが、天体観測の際にも水分補給をこまめにして

体調を崩さないようにお気をつけてお過ごしください♩

 

さて、今夜はおおぐま座付近に見える星雲と銀河をご紹介します。

 

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右上(M108銀河)・左下(M97ふくろう星雲) 撮影:名取天文台
ZWO ASI 533mc pro・BORG 107FL(マルチフラットナーあり)・Vixen AP赤道儀


何やら左下に緑色の丸い星雲、右上には銀河と、真ん中には明るい大きな星が3つ見えます。

 

M97「ふくろう星雲」

左下に見える緑色のスーパーボールのような緑色の星雲は、ふくろう星雲と呼ばれています。地球から1800光年先にある惑星状星雲です。

丸い形をしている星雲の中をよく見てみると黒い2つの影があり、それがふくろうの目のように見えることから、その名前がついたそうです。

確かによ~く見ると、メンフクロウのようなかわいらしいお顔をしています(*^▽^*)

 

M108銀河

右上に見えるのは、M108銀河です。

地球からは2300万光年も先にある銀河で、渦巻銀河を横から眺めているために細長く潰れた形のように見えています。

 

M97「ふくろう星雲」、M108銀河、どちらもおおぐま座のしっぽの部分(北斗七星の柄杓)に位置しています。

街明かりが少ない場所では、そこにあるのがぼやっと見えるのかもしれません。

皆さまも夏の夜空に、おおぐま座とこれらの星雲・銀河を探してみてはいかがでしょうか。